DATA

コンセプト
『やさしさを感じられる場所』

周辺環境は非常に穏やかで、南には象頭山が一望できる田園風景が拡がる土地。
自然派でありながら活動的なご夫婦は古きものを大切に扱い、時間の経過を楽しみ、小さな幸せで人生を豊かにする家が望まれました。

レッドシダー、珪藻土、香川県産材など、なるべく自然素材を用いて、
屋内外のいたるところに遊び心を持たせた様々な要素が混在する空間に、
やさしさを感じられるあたたかなデザインをご提案しました。

形に面白い、斜め壁と間接照明、円形のペンダントライト、造作収納階段。
立体的には、ダウンフロアのシアタールーム、ステップフロアのスタディデスク、小屋裏部屋に繋がるロフト。

大ぶりな無垢の木のテーブルが主役となるダイニングはヌックベンチを造作。
白銀比の比率を持つ窓から臨む果樹園や象頭山などの豊かな風景と、深い軒によるあたたかな光を取り込むパッシブ設計。

外観は塗り壁で包むようにマッシブなフォルムをつくり、
インナーガレージにアール形状を挿入したことで緊張感の中に柔らかい印象を持たせています。
ヴィンテージカーが納まるエントランスから体感する「やさしさ」という深いキーワードがこの家のコンセプトです。
すべては愛のために