FUSO LIVETECロゴ

お問い合わせ

ブログ
BLOG

住宅リフォーム・リノベーション

【中古リノベの舞台裏⑥】UA値だけじゃない!“体感”で差がつく断熱の肝は「天井裏」と「気流止め」≪坂出市中古住宅リノベーション≫

2026.01.24

こんにちは!
「中古リノベの舞台裏」シリーズ第6弾をお届けします!

中古住宅を購入して自分たちの理想の住まいを実現する「中古リノベーション」。

近年は「UA値(断熱性能の数値)」を気にされる方も増えてきましたが、数値が良い=必ず快適とは限らないのが、住まいづくりの難しいところです。

実は、完成したら見えなくなる場所にこそ、UA値では測れない“体感の快適さ”を左右する施工があります。

今回は、住宅の「快適さ」を支える大切な断熱工事の様子をご紹介します。
中でも注目していただきたいのが、完成すると見えなくなってしまう天井裏

実はこの“見えない場所”にこそ、夏も冬も過ごしやすい住まいにするための工夫やこだわりがたっぷり詰まっています。

 

■UA値(外皮平均熱貫流率)とは?
住宅の断熱性能を表す指標のひとつで、家の中の熱がどれくらい外に逃げやすいかを数値で示したものです。
数値が小さいほど断熱性能が高い家とされています。

 

このブログでは、UA値の計算だけでは見えてこない、
「天井裏の断熱」「気流止め」 という2つの重要ポイントについて、
中古リノベの現場から舞台裏を詳しくご紹介します。

 

 

▼前回の様子はこちら
【中古リノベの舞台裏⑤】解体して発覚!恐怖のシロアリ被害と、プロが教える確実な対策≪坂出市中古住宅リノベーション≫

壁よりも厚く!見えない「天井裏」こそ断熱の勝負どころ

まずご覧いただきたいのが、2階天井裏の断熱材の施工の様子です。

現在、奥からすき間なく断熱材を入れていっている作業途中の様子が分かると思います。

職人さんの丁寧な仕事が必要になってくるとても重要な部分です。

 

夏の強い日射し、冬の冷気の影響を受けやすいのが天井や屋根であり、天井の断熱は壁よりも厚くするべきだと考えています。

 

 

奥から断熱材を敷き詰めている様子

“重ね方”にも理由がある!「裸の断熱材」を使うワケ

ここで注目していただきたいのが、断熱材の種類です。
今回、敷き詰めているのは 「裸の断熱材」(防湿層がないタイプ)です。

「防湿層がないと大丈夫?」と疑問に思われるかもしれません。
しかし、ここにはちゃんと理由があります。

防湿層の無い「裸の断熱材」。繊維の表面が見えている状態。

実はこの天井裏、下に既存の断熱材がすでに敷かれており、そちらに防湿層が付いている状態です。

■防湿層とは?

室内からの湿気が断熱材の中に入り込む“湿気を止めるシート”のこと。
湿気が壁や天井の中に入り込み、内部で結露が発生するのを防ぐ重要な役割があります。

もし、既存の断熱材の上に防湿層付きの断熱材を重ねると、防湿層が二重になってしまい、断熱材の間に入り込んだ湿気の逃げ道がなくなります。

すると、かえって結露リスクを高めることがあるのです。

リノベーションは「新築と同じ材料を入れればOK」ではありません。

既存の状態を見極めて、最適な材料・施工を選ぶことが、失敗しないポイントです。

今回の物件では、ただ断熱材を増やすだけでなく、建物の湿気排出ルートを阻害しないように部材を使い分けることが、現場の判断として重要でした。

「数値は良いのに寒い…」の原因?断熱を効かせる“気流止め”

ここからは少しマニアックですが、住み心地を左右する超重要ポイント。
それが 「気流止め」 です。

「断熱性能が高いはずなのに、冬はスースーして寒い…」

そんなケースでは、壁や天井の内部で不要な空気の流れ(気流)が起きている可能性があります。

気流止めとは、その名の通り、壁や天井の内部で空気が動くのを止める施工です。
特に重要なのが、天井と壁が接する部分の隙間

ここを塞がないと、天井裏から、壁の中の空洞を通って、冬は冷たい空気、夏は熱い空気が流れ込んできます。
そうなると、いくら天井に分厚い断熱材を敷いても、効果は大きく下がってしまいます。

この袋状の断熱材を、隙間に一つひとつ丁寧に詰めていく。
地道で手間のかかる作業ですが、ここを惜しむと体感が変わりません。

例えるなら、真冬のコートの襟元や袖口をマフラーやアームウォーマーを付けることであたたかさをしっかりと保てるように、欠かせないパーツなのです。

天井と壁が取り合う(接する)部分の隙間

袋入りの気流止め材

気流止め施工のイメージ

UA値(断熱の数値)には表れない。それでもやる理由

さらに重要なのは、この「気流止め」が UA値(外皮平均熱貫流率)の計算に含まれないという点です。
つまり、設計上の数値を整えても、空気の流れ(気流)まで抑えなければ、実際の体感は別の話になります。

今回使用した気流止めの部材は、納品まで約1ヶ月半かかりました。
それでもこの部材を使い、手間のかかる施工を行うのは、数値だけでは測れない“体感の快適さ”を大切にしたいからです。

お金をかけていただく以上、お客様に心から「快適だ」と感じていただける家でなければ意味がありません。
フソウリブテックでは、完成後には見えなくなる場所にこそ、技術とこだわりを注いでいます。

次回は現場がモコモコに!?「吹き付け断熱」の施工が始まります

大工工事もいよいよ後半戦!
次は、外壁・床下・屋根の一部など外皮と呼ばれる部分に 「吹き付け断熱」 を行う工程に入ります。


現場で直接モコモコと吹き付けていくため、隙間なく施工しやすいのが大きな特徴です。

この工程が始まると、現場の見た目もガラッと変わります。
ぜひ次回も楽しみにしていてください!

お電話 来店予約 資料請求