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「ズレてなかった。」設計士・田中が全国で確かめた5年越しの答え【審査員特別賞受賞】

2026.02.19

「自分がやってきたことが、世間に対してズレてないんやなって思えたのが一番良かった。」

受賞の報告をしながら、設計士・田中がぽつりと語ったこの言葉が、とても印象的でした。

 

このたび田中は、2025年度 近畿大学建築学部主催/YKK AP後援『住宅 プランニング道場』の最終発表会で審査員特別賞を受賞しました。

■ 全国の設計士が集う「住宅プランニング道場」とは

「住宅 プランニング道場」は、近畿大学建築学部が主催し、YKK AP株式会社が後援する設計実務者向けの専門講座です。

 

カーボンニュートラルの流れの中で、ZEHや断熱等級6・7といった高断熱住宅は、もはや“特別”ではなく標準になりつつあります。

この講座では、断熱や温熱環境、住まいと健康など、住宅の本質的なテーマを大学の研究知見をもとに学びながら、これからの住まいのあり方を考えていきます。

 

西日本各地から設計士が集まり、全6回の講座を受講し、最終回にはプレゼン大会が行われます。

 

単なるスキルアップ講座ではなく、
「高断熱住宅のその先をどう描くか」
「地域性を活かした新しい住宅コンセプトをどう生み出すか」
「設計力をどう事業につなげるか」
を問う実践的な内容が特徴です。

講義を担当するのは、住宅・環境建築分野の第一線で活躍する講師陣です。

 

●岩前 篤 教授(近畿大学 建築学部 教授/副学長)
住宅の温熱環境と健康との関連性を日本で初めて明らかにした建築環境工学の研究者。建築物の省エネルギー化、ゼロエネルギー住宅(ZEH)に関わる研究、建築物の長寿命化、断熱材の開発評価、パッシブ手法の開発など、高断熱・高性能住宅分野を牽引。2009年空気調和衛生工学会功績賞受賞。

 

●木村 文雄 氏(山形大学工学部特任教授兼任)
積水ハウスでの住宅設計実務を経て、近畿大学建築学部教授・非常勤講師を歴任。環境問題に対応する人間の行動原理に基づく「わかりやすい建築デザイン」を研究。サスティナブルデザインハウスの設計や、パッシブエコロジー住宅の研究を通じ、環境配慮型住宅の普及に取り組む。

 

●太田 周彰 氏(安田女子大学理工学部建築学科講師)
住宅会社で研究開発に従事し、住宅性能向上や省エネ住宅の研究、商品開発に携わる。睡眠環境や床下エアコンなど住環境改善に関する研究テーマを持ち、住宅性能と事業性を両立させる実践的な住宅設計に精通。

■最終テーマは「自社の今後の事業性を見据えた提案」

最終発表会のテーマは、

「自社の今後の事業性を見据えた提案」。

 

基本は自由課題。ただし条件は“会社の未来につながること”。

 

デザインの良さだけでなく、

 

・会社の強みとして展開できるか

・実際に事業として成立するか

・継続的な価値を生み出せるか

 

まで問われました。

 

住宅に限らない課題の中で、田中はあえて住宅で挑戦しました。

■5年前のプランに、もう一度挑む。「交差する2つのテラスが生むタイムレスな住まい。」

田中が提案したのは、「交差する2つのテラスが生むタイムレスな住まい。」

テラスが交差することで、内と外がゆるやかにつながります。

光や風、家族の気配を感じながら暮らせる空間構成。

時間が経っても色あせない“タイムレス”な住宅を目指しました。

 

このプランの原型は、約5年前に作成したフソウリブテックのエミタス(注文住宅)モデルプランでした。

 

 ※エミタスモデルプランはこちら⇒ 空と緑と家族の間取り「交差する2つのテラスが生むタイムレスな住まい。」

 

当時は評価を受けながらも、

「設計としては自信があった。でも、事業性まで説明しきれなかった。」

 

今回はその“続き”への挑戦でした。

 

空間の魅力だけでなく、

 

・商品としての展開性

・再現性

・自社の強みとの整合性

 

まで踏み込んで発表し、設計と事業性の両立が評価されました。

■CGではなく、手描きで挑んだ理由

プレゼンではCGではなく、手描きの図面とスケッチで提案しました。

「便利なツールはありますが、自分の感覚から生まれる線を大切にしたい。日々の経験や暮らしの記憶が、自然と図面に出ると思っています。そして色をつけることで、想いは乗っていくと考えています。」

 

審査員からは

「とにかく面白い」

「他にはない提案」

といった講評をいただきました。

■賞よりも大きな収穫——“ズレていなかった”という確認

今回の挑戦で一番大きかったのは、賞以上に

“当社の設計は全国レベルでも通用する”という確信

だったと田中は語ります。

 

「地方で設計していると、世の中とズレていないか不安になることもある。
でも今回、教授や他地域の設計士と議論して、間違っていないと確認できた。」

 

新しい知識を学ぶと同時に、自分たちの方向性を確かめる機会にもなりました。

 

■学びは、日々の設計へと還元される

講座では、温熱環境の将来予測や住まいと健康の関係、ヒアリングの整理手法なども学びました。

 

特に印象的だったのは、
お客様の要望を“分類して本質を見抜く”という視点。

「環境のためなのか、家族のためなのか、自分自身の安心のためなのか。
整理すると、本当に求めていることが見えてくる。」

こうした学びは、すでに日々の設計打合せにも活かされています。

■未来まで続く住まいを、これからも

今回の受賞は、田中個人の成果であると同時に、当社が大切にしてきた設計姿勢が評価された結果でもあります。

 

私たちは、

 

・なぜこの間取りなのか

・なぜこの窓配置なのか

・なぜこの動線なのか

 

を説明できる家づくりを大切にしています。

■設計士・田中に直接ご相談いただくことも可能です。

実は田中は今回の受賞に満足しているわけではありません。

「まだまだやなと思いました。もっと学ばないといけない・・・。」

そう言って、すでに次の挑戦を始めています。

これまでに取得している防災士・防犯設備士以外にも、さらなる防災分野の専門資格取得への準備や世界遺産検定への挑戦など、建築だけにとどまらず、歴史・文化・芸術・心理・環境といった広い視点から住まいを捉えたいと話します。

 

間取りのこと、土地のこと、将来の暮らし方のこと。
これからもアップデートし続ける設計士・田中に、ぜひ一度ご相談ください。

 

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