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住宅

独立?小上がり?和室づくりのアイディア

2021.01.12

今回は新築にあたり、「和室」を設けるか?

設けるとしても、独立させるか、小上がりにするか?

それぞれのメリット・デメリットを挙げながら、和室の作り方についてご紹介していきます!

 

和室のメリットは用途の幅広さ

そもそも、和室を作るメリットとは何でしょう?

それはやはり用途の幅広さ。

客間や仏間といった一般的な用途のほか、以下のような使い方に向いています。

 

用途例① 子どもの遊び場や育児スペース

フローリングと違い、柔らかな畳が敷いてある和室は子どもが走ったり転んだりしても安心。また、おむつ替えや寝返りの練習など、育児スペースとしても使えます。子どもはもちろん、大人も気軽に寝転がってお昼寝できるのも、和室ならではのメリットです。

 

用途例② 家事スペース

畳の上は座っても足が痛くなりにくいので、洗濯物をたたんだり、アイロンをかけたり…といった座り仕事に適しています。

 

用途例③ 来客者の宿泊部屋

泊まりの来客があった場合、和室があれば布団を敷くだけですぐに対応できます。

 

和室のデメリットは畳や建具の傷みやすさ

畳やふすま、障子などは傷みやすく、定期メンテナンスが必要です。

洋間に比べてどうしてもメンテナンスのコストがかかってしまいます。

また畳にはすぐ跡がついてしまうため、収納たんすなど重い家具を配置するには不向きです。

 

独立型和室のメリット

落ち着いたプライベート空間を実現する独立型和室。

メリット・デメリットを見ていきましょう。

 

メリット① 安心してお客さんを通せる

一つの個室として独立した和室=生活感をシャットアウトした空間ともいえます。独立した和室があればお客さんを招く心理的ハードルも下がりますし、急な来客があってもすぐに対応できます。

 

メリット② 同居に備え親の居住スペースを確保

将来的に親御さんとの同居を考えて、独立型の和室を設ける方も多くいらっしゃいます。その際はお互いのプライバシーや生活リズムを守りつつも親御さんが孤立しない間取りを考えることが大切です。

 

独立型和室のデメリット

デメリット① 他の部屋が狭くなる

限られたスペースの中に、少なくとも4畳半~6畳程度の和室を設けるとなると、やはりどうしても他の部屋が狭くなってしまいます。

 

デメリット② 間取りが上手くいかない

同じく限られたスペース内に、それなりの広さを確保するとともに、用途に合わせた位置に和室を作ろうとすると、間取りが上手くいかずチグハグな家になってしまうことも…。

 

デメリット③ 床の間や収納スペースが必要

来客用として使用する場合は布団などを収納するスペース、また仏間として使用する場合は床の間を設ける必要があるため、さらに和室に割く面積が増えてしまいます。

独立型の個室を設けることが難しい場合は、リビングの中に「小上がり和室」や「畳コーナー」を設けることも一つの手です。

 

小上がり和室のメリット

「小上がり和室」は、部屋の一角に小上がりで作られた畳スペースのこと。

リビングの一部に設けられることが多く、手軽に和の空間を取り入れられるとともに、段差があることで空間にメリハリや奥行きが生まれます。

 

メリット① 収納が増える

安全面と使い勝手を考慮すると、小上がりの段差は30~40cmがベストとされています。その段差部分に収納スペースを作れることも、小上がり和室を選ぶ人が多い理由の一つ。

 

メリット② 座って寛げる

段差部分に腰かけてテレビを見たり、家族と会話したりと、ソファ感覚で寛ぐことができます。リビングやキッチンにいる家族と目線の高さが合い、コミュニケーションが取りやすいのも魅力です。

 

メリット③ 家族に目が届く

リビングやキッチンで家事などをしているときでも、和室で過ごしている子どもに目が届くため安心です。

 

小上がり和室のデメリット

デメリット① バリアフリーに不向き

やはり段差があるので、高齢者が上り下りしづらくなってしまいます。介護が必要になったとき、リフォームで小上がりを撤去する方もいらっしゃいます。

 

デメリット② 子どもの転倒・落下リスク

あまり段差を高くしてしまうと、子どもが転倒・落下して怪我をしてしまう危険性があります。とはいえ段差を低くしすぎても今度は躓きやすくなってしまうので、家族にとってちょうどいい高さを検討しましょう。

 

デメリット③ 部屋が狭く見えてしまう

リビングの広さや天井の高さなどによっては、部屋が狭く見えてしまう可能性も。家具のレイアウトや和室の配置など、「狭さ」ではなく「奥行き」が出るよう事前にしっかりイメージしましょう。

 

畳コーナーのメリット・デメリット

「本格的な和室までは必要ない」「バリアフリーの観点からも将来的には全面フローリングにしたい」という方には、部屋の一角にフラットな「畳コーナー」を設けるのがおすすめです。

 

メリット① バリアフリーで安心

フローリングに高さを合わせた畳コーナーなら、バリアフリーで安心。ロボット掃除機も使えます。

 

メリット② 床の間や収納スペースは不要

独立型和室と違ってリビングなどと地続きの空間となるため、床の間はもちろん来客用布団などをしまう大掛かりな収納スペースも不要です。ただ生活小物を収納できる程度のスペースがあると便利な場合も。

 

デメリット:洋間との調和が難しい

リビングと地続きで畳の間を取り入れるため、インテリア選びは慎重に。縁なし畳や、フローリングの色と似た色の畳表を取り入れると洋間との調和がとりやすくなります。

 

用途やライフスタイルに合わせた和室づくりを

用途が幅広く、使い勝手のよい和室。

だからこそ「何のために設けるのか?」を明確にすることが、納得いく和室づくりのカギとなります。

 

また小上がり和室や畳コーナーは、仕切りをつけるかどうかも悩むポイント。

プリーツスクリーンを上げている時

 

「来客時や一人の時間が欲しい時には閉め切れるようにしたい」

「部屋全体に圧迫感が生まれてしまうので仕切りはいらない」

など、こちらも用途や間取りを考慮して、取り付けるかどうかを決めましょう。

 

フソウリブテックでは間取りのご相談をさせていただく際に和室についても暮らし方をイメージしながらご提案させていただいていますのでお気軽にご相談くださいね。

 

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