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「省エネ性能の説明義務化」とフソウリブテックの取り組み

2021.05.06

省エネ性能説明義務化って??

建築物省エネ法の改正によって2021年4月より、新築住宅を建てられるお施主様に対して、住宅の省エネ化について省エネ基準を満たしているかどうかを建築士が説明をすることが義務化されました。
※対象は、10㎡~300㎡(約90坪)未満の住宅・建築物の新築、リフォームが対象になります。

 

一生のうちで何度とない家づくり。これから建てようとする家がどのような省エネ性能の建物かを知ったうえで建てることができるようになります。

 

そもそも、省エネ性能とは?

省エネ性能の高い住宅とは…一言でいうと、冷暖房のエネルギー消費を抑えることのできる住宅です。省エネ性能を高めることで、住む人の快適性はもちろんのこと、二酸化炭素の排出削減など環境への負荷も抑えることができます。さらに、光熱費のランニングコストも安くなるだけでなく、ヒートショックのリスクや結露による健康被害を減らすこともできます。

 

主なところでは、屋根や外壁、窓等の住宅の外気に触れる箇所(外皮)の断熱性能を上げることで、暖房や冷房が効率的に使用でき、室内環境が良くなります。また、太陽光発電や、効率の良い給湯器や換気システムを活用することで、光熱費のさらなるコストカットにも繋げることができます。

 

省エネ性能の説明の流れ

省エネ性能の説明の流れは、まず、建築士から建築主(お施主様)に対して、省エネの必要性やその効果の内容を説明します。

 

省エネ性能を高めることで、どのような暮らしになるか、夏は涼しく冬は暖かくするための高断熱・高気密の家づくりについてわかりやすくお伝えします。

 

その上で、計画されている建物の性能を計算し、省エネ基準に適合しているかを確認します。同じ形状の建物でも、建てる場所や向きでも数字が変わってきます!そのため、1棟1棟しっかりと計算します。

 

省エネ計算の結果、省エネ基準に適合していない場合、建築士は「どうすれば省エネ基準を満たすことができるのか」という具体的な改善方法とそれにかかる費用を説明します。もちろん、必ずしも基準に適合するように工事しないといけないというわけではありませんが、省エネ基準を満たすために費用がかかったとしても、長い目で見れば、光熱費などのランニングコストを抑えていくことができますので、建築時の費用だけでなく、長い目で見てトータルで考えていくことをおすすめします。

※省エネ基準とは、地域ごとに定められた基準値があります。住宅を取り囲む外皮が建物から逃げ出す熱の値や入り込む日射熱の値から定められています。

 

フソウリブテックの全棟省エネ性能の説明への取り組み

住宅性能は高い水準が当たり前になってきた今、私たちフソウリブテックは、温熱・省エネ統合計算プログラム「Energy ZOO(エナジーズー)」を使ってわかりやすく説明いたします。
プログラムのシミュレーター※を使用して出たデータをもとに、私たちが省エネ基準への適合性や性能をわかりやすい言葉で、また、イメージしやすい数値でご説明します。

 

例えば、電気とガスの利用によるそれぞれの年間光熱費や、生涯コストのシュミレーション。また、断熱材の種類の違いでの夏と冬の室内温度の変化シュミレーションにより、断熱性能を高めたとき下げたとき、何℃変化があるのかなど暮らし方がよりイメージしていただきやすくなります。

 

また、そのほかにも様々な角度からのデータで住宅性能を見ていただけます。

 

省エネ説明義務化の背景

地球温暖化防止対策で、日本は2030年までにCo2排出を30%にする目標があります。その為、さまざまな分野でエネルギー消費削減を継続する必要があり、住宅においても温暖化防止に努めていく必要があります。

建築士から建築主に対して、省エネに対する理解を適切に説明し、新築される建物の省エネ性能を高めることで、温暖化防止につなげていくために説明が義務付けられました。

長く住んでいく建物だからこそ、しっかりと考えていきたいですよね!
難しい話もわかりやすくご説明いたしますのでご安心ください。

 

「性能用語集」

・省エネ説明義務化
2021年4月より、建物の省エネ性能について、建築士から建築主(お施主様)への説明が義務化されます。

 

・UA値 
住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値です。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。

 

・Q値
住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を総床面積で平均した値です。

 

・C値
住宅の隙間面積のことです。建物全体にある隙間面積(cm2)を延床面積(m2)で割った数値で、建物の気密性能の指標として用いられています。 C値の測定は、実際に建てられた建物内で、専門の気密測定試験機を使って行います。 数値が小さいほど優れた気密性をもつ建物といえます。

 

・ZEH(ゼッチ) 
ゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、太陽光発電や省エネ性能を高めることで、自分たちが使うエネルギーを自分たちで創る住宅。年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの住宅

 

・NearlyZEH(ニアリーゼッチ) 
ゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を見据えて、年間の一次エネルギー消費量を可能な限りゼロに近づけた住宅

 

 

 

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