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住宅リフォーム・リノベーション

【中古リノベの舞台裏②】家の寿命を決めるのは壁の中!プロが教える「耐震補強」と「心地よい間取り」の秘密≪坂出市中古住宅リノベーション≫

2025.11.07

こんにちは!

解体工事を経て、前回建物の骨格があらわになった現場の様子をお伝えしてから数週間。基礎だけだったあの場所が、驚くほど変化を遂げています!

 

▼前回の様子はこちら

【中古リノベの舞台裏】解体して発覚!!想定外の梁…中古リノベ成功の鍵は、耐震性とコストを守る現場対応力にあった≪坂出市中古住宅リノベーション①≫

 

 

大工さんたちの手によって、図面上の線がみるみる立体になっていく様子は、まさに圧巻の一言。
今回は、家の形が見えてきた今だからこそお伝えしたい、「見えないけれど最も重要な部分」についてのお話です。

壁に隠れる前の今しか見られない!家族を守る「家の強さ」の要

現場に入ると、柱と柱の間に斜めに木材が取り付けられているのがわかります。

これが、「筋交い(すじかい)」です。

完成すれば壁の中に隠れてしまうため、普段目にすることはありません。

しかし、この筋交いこそが、地震や台風といった横からの強い力から家を守り、建物の変形や倒壊を防ぐ、非常に重要な役割を担っているのです。

 

■筋交いの役割

 

・柱や梁: 縦・横の力(建物の重さなど)を支える

・筋交い: 斜めの力(地震の揺れや強風など)を支え、建物のねじれを防ぐ

 

一見シンプルな部材ですが、この筋交いを「どこに」「どれだけの数」配置するかで、家の耐震性が大きく変わります。

私たちは、一棟一棟の建物の特性を読み解き、緻密な構造計算に基づいて最適な場所に筋交いを配置。デザイン性だけでなく、ご家族が末永く安心して暮らせるための「強さ」を第一に設計しています。

 

柱と柱の間に斜めに設置された「筋交い」。この部材が家の耐震性を大きく左右します。

「ただいま!」が楽しみになる。心安らぐ玄関からのアプローチ

家の強さと同じくらい大切にしているのが、日々の暮らしが楽しく、豊かになる設計の工夫です。
今回、玄関周りの骨格ができたことで、そのこだわりも見えてきました。

 

新しい玄関からリビングへ続く動線の先を見ると、正面の大きな窓の向こうに、この土地に元々あった1本の樹木が目に飛び込んでくる設計になっています。

 

新しい玄関の場所には工事用の仮の玄関ドアを設置。

正面の大きな窓の外に1本の木が見える。

家に帰ってきた時、ドアを開けた瞬間に目に入る明るい日差しと緑の景色に、心が「ふぅ」っと安らぎ、その先に、温かいリビングが広がります。

単なる「動線」を設計するのではなく、その先にある「視線」や「心の動き」まで想像し、何気ない日常のワンシーンが、より豊かで心安らぐものになるようデザインしています。

まだ足場があり全貌は見えませんが、この窓から見える景色が、いまから楽しみです。

今回は、リノベーションの舞台裏とも言える、

  • 家の「強さ」を支える構造のこだわり
  • 暮らしの「楽しさ」を演出する設計の工夫

この2つのポイントをご紹介しました。

 

次はどんな変化が待っているのか、ぜひ楽しみにしていてくださいね!

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