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フソウ未来プロジェクト

水害BCPのタイムライン作成による防災研修を実施しました!

2025.01.24

こんにちは!広報のたいです。

昨日、全社員を対象とした「水害BCPタイムライン作成」というテーマで防災研修を行いました。この研修は、一般財団法人河川情報センターの研究助成を受けて実施したもので、香川大学の先生をお迎えし、開催いたしました。

防災研修を企画した背景には、BCP(事業継続計画)対策の一環として、非常時に会社全体で適切な行動がとれるようにという思いがありました。

机上の計画だけでは、災害が起きたとき実際の行動に結びつけるのが難しいものです。また、家族や地域、そして会社を守るためには、よりリアルな災害を想定した準備が必要です。

今回は特に、水害をテーマにした研修を実施。香川大学の防災危機管理コースの学生3名にもサポートいただき、専門的な視点から学べる貴重な場となりました。

まず、香川大学の先生から、水害とBCPの必要性についての講義がありました。

先生の地元である倉敷市では、平成30年の西日本豪雨で真備地区が大きな被害を受けたそうです。この経験をもとに、被災地で得られた教訓や二次被害についてお話しいただきました。たとえば、佐賀豪雨(令和元年)では油の流出が復旧活動に大きな障害をもたらしたケースもあり、水害の影響が想像以上に広範囲に及ぶことを再認識しました。

また、タイムラインの作成を通じて、“事前の準備がいかに地域と自社のリスクを軽減するか”を学びました。

まず、ハザードマップを活用し、自分たちの自宅や会社、地域で起こり得る具体的なリスクを洗い出しました。 浸水深さも重ね合わせ、浸水した場合に「何が起こるのか」を想定することが大切だと気付きました。

また、今回の研修では、「かもしれない」という視点を意識して行動計画を立てることの重要性が強調されました。タイムラインとは、災害時に起こり得る事象を時間軸に沿って整理し、適切なタイミングで行動を起こせるようにする計画です。地震と異なり、水害は天気予報などから予測をした行動が可能です。

弊社では、社屋敷地内には様々な建築資材があり、水害により流れ出ないように準備する必要があることはもちろんのこと、建設現場それぞれで想定されるリスクもあります。事前にリスクを想定し、行動計画を立てることが被害を最小限に抑えることが大切です。まずは自社内で確実に情報を整備し、発信していくことが求められると感じました。

各グループの発表からも今回の研修を通じての気づきが発表されました。

今回の研修をきっかけに、あらためて防災に関する取り組みを中長期的に進めていきたいと考えています。

また、災害時には社員一人ひとりが自分の役割を理解し、会社、課、個人のレベルで行動を落とし込める仕組みづくりと地域や社会の安全確保に向けた取り組みを続けていきます。

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