<主なチェックポイント>
●図面通りに施工されているか?: 設計図で指定された場所に、指定された種類の断熱材が、隙間なく、正しく施工されているかを確認します。
●隙間なく充填されているか?: 断熱材は隙間があると効果が半減してしまいます。壁の中の柱や配線・配管周りなど、隙間ができやすい箇所もしっかり充填されているかを確認します。
<現場の様子>
天井裏や壁の中を、検査員の方が図面と照らし合わせながらチェックしていきます。
こちらの現場では、監査のタイミングでも、窓のサッシ周りや、壁の中の細かな部分など、さらに細かな断熱材を充填する作業が続けられていました。
また、建物の構造を支える金物は熱を伝えやすいため、その部分にもしっかりと断熱材が充填されているのが確認できました。こうした細やかな配慮が、「夏涼しく、冬暖かい」快適な家づくりにつながるんですね。

結果は…?
こちらも指摘事項なし!
断熱性能もしっかり確保されていることが確認でき、一安心です。
監査を通して感じたこと:現場の「整頓」も品質の一部
今回の監査取材を通して、改めて感じたことが2つあります。
1つは、建物外周部を確認する際に上り下りする足場がしっかりしていて歩きやすかったこと。普段歩きなれない私でも全く怖くなくスムーズに歩くことができました。これは作業の安全確保はもちろん、丁寧な仕事をする上でも大切です。
もう1つは、現場のルールが分かりやすく掲示されていたこと。多くの職人さんが出入りする現場では、情報共有や安全ルールの徹底が不可欠です。整理整頓され、ルールが明確な現場は、見ていて気持ちが良いだけでなく、職人さん一人ひとりが集中して、良い仕事をするための環境づくりにつながっていると感じました。
「現場をきれいに保つこと」や「ルールを明確にすること」も、実は建物の品質を支える重要な要素なんですね。