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住宅リフォーム・リノベーション

【中古リノベの舞台裏⑦】断熱工事が進行中!吹き付け断熱で住まいの暖かさはどう変わる?≪坂出市中古住宅リノベーション≫

2026.02.12

こんにちは!

「中古リノベの舞台裏」シリーズ第7弾をお届けします!

中古住宅を購入して自分たちの理想の住まいを実現する「中古リノベーション」。

完成後は見えなくなる吹き付け断熱の現場に、住み心地を高めるヒントが詰まっています。

住みながら「快適だ」と体感できるために、現場でどのように形にしているのか。

断熱工事が本格的に進んでいるリノベーション現場より、吹き付け断熱を中心に、工事の進み具合や、現場で大切にしているポイントを、ご紹介します!

なぜ吹き付け断熱?中古リノベで採用した理由

現場では、吹き付け断熱が施工されています。

使用しているのは、新築住宅でもよく使われている吹き付け断熱材で、こちらの物件では、最大80mmの厚みを確保しています。

 

吹き付け断熱とは、液体状の断熱材を壁に吹き付け、発泡させて固める工法のこと。

壁の形に合わせて広がるため、隙間ができにくいのが特長です。

厚みは、「国の基準(省エネ基準)」や「地域の気候条件」によって目安が決まりますが、家の性能や快適性に大きく関わるため、基準に沿って適切な厚みを確保することが大切です。

 

 

中古住宅の場合、長年の使用によって柱や梁がわずかに歪んでいることも少なくありません。

形状が綿状やボード状である断熱材では、どうしても隙間ができやすくなります。

その点、吹き付け断熱は、そうしたわずかな歪みにもなじみながら施工できるため、中古リノベとの相性がとても良い断熱方法なんです。

吹き付け断熱が施工された様子

重要な「気密」。隙間風を防いで体感を高める工夫

現場の足元を見ると、断熱材が柱から少しはみ出してモコモコしている部分があります。

「きれいにそろえなくて大丈夫?」と思われるかもしれませんが、壁の中に隠れる部分であれば問題ありません。

この処理がとても大切なのは、気密を高めるためです。

 

気密がしっかり取れていないと、床下から空気が入り込み、レンジフードやスイッチのまわりからスーッと冷たい風を感じる原因になることもあります。

断熱とあわせて、こうした隙間風を防ぐ工夫をすることで、数字以上に「暖かい」と感じられる住まいになります。

壁の中に隠れる部分にもしっかりと断熱材が施工されている様子

見落としがちな「通気層」。断熱性能を守るために欠かせない視点

今回の中古住宅は、外壁材にALCパネルが使用されております。このパネルは柱や梁に直接貼る構造のため、外壁側に通気層がない構造になっています。

 

■ALCパネル

ALCパネルは、軽量で耐火性・断熱性に優れた外壁材です。内部に気泡を含む構造のため、熱を伝えにくく、火にも強いのが特長で、住宅や施設など幅広い建物に使用されています。

通気層とは、外壁と断熱材のあいだに設ける空気の通り道のことで、壁の中に入り込んだ湿気を外へ逃がす役割があります。

最近の新築住宅では、この通気層を設けるのが一般的で、これがあることで、結露を防ぎ、断熱材の性能を長く保つことができます。

一方で、今回のように通気層がない建物では、湿気が壁の中にたまりやすくなるため、別の方法で湿気対策を行う必要があります。

そこで重要になるのが、室内側に施工する防湿シートです。

 

この防湿シートは、室内の湿気が壁の中へ入り込むのを防ぐ役割を持っています。

通気層がある新築住宅では省略されることもありますが、今回の現場では断熱性能を守るために欠かせない工程となっています。

断熱材が施工された後、室内側に施工された防湿シート

 

設備工事も進行中。断熱とあわせて確認したい納まりポイント

現場にはすでにユニットバスが設置されていました。

工事が進んでくると、こうした設備の納まり確認も大切になってきます。

あわせてチェックしているのが、窓台と呼ばれる窓の下部分。水に強い納まりになっているかをしっかり確認します。

 

 

断熱材や仕上げ材で隠れてしまう前に、要所要所を確認し、写真等で記録しておくことも、リノベーション現場では欠かせません。

ユニットバス施工ユニットバスが設置された様子

吹き付け断熱は削っていい?よくある疑問に答えます

吹き付け断熱について、よくいただく質問のひとつが、 「表面を削らない方が性能がいいのでは?」というものです。

断熱材の表面を整える作業は、スキンカットと呼ばれます。

メーカーの実験では、カットした場合としない場合で、湿気の通りやすさに大きな差はないという結果が出ています。

それよりも大切なのは、必要な断熱の厚みがきちんと確保されていること

少し多めに吹き付けて、柱のラインに合わせて整える方が、結果的に安定した断熱性能につながります。

スキンカットされた様子。赤いピンは断熱材の厚みをチェックするもの。

断熱は、しっかり施工されているかどうかで、実際の暮らしやすさに大きく影響します。

完成してから「なんだか暖かい」「足元が冷えにくい」と感じられるかどうか。

その“体感”を大切にしながら、現場では工事を進めています。

完成に近づく中で、どんな工夫が住み心地につながっているのか。

引き続き「中古リノベの舞台裏」として、現場の様子をお届けしていきます。

 

次回もどうぞお楽しみに!

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