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【太陽光お悩み相談室 Vol.4】元が取れたら壊れるのが太陽光!?リアルな損益分岐点とは?

2025.10.09

太陽光発電システムの導入を検討する方にとって、初期投資の回収期間、すなわち「元が取れる時期」は最大の関心ごとの一つではないでしょうか?

今回は、「元が取れる時期」に関連したご質問が寄せられました。

 

太陽光発電システムに関する疑問にお答えする、

「太陽光お悩み相談室!」

 

太陽光発電システムの販売施工を手掛けるフソウリブテックの担当者が、皆さまからの疑問に「忖度なく本気で正直に」お答えします。

質問にお答えしていくのは、フソウリブテックで太陽光発電システムを担当するこちらのお二人。

 

右:宇野 克哉 さん(マテリアルソリューション部)
左:成行 勇弥 さん(マテリアルソリューション部)

 

第4回目となる今回の質問は、

「やっと元が取れたと思ったらすぐ壊れたりしませんか?危機の寿命と損益分岐点の関係が気になります」

この疑問に、太陽光発電のプロが本音でぶつかります!

 

バックナンバーはこちら>

1.太陽光発電の元が取れる時期はいつ?

太陽光発電システムにおける「元が取れる状態」は、初期投資費用とランニングコストを、発電による売電収入と自家消費による電気代削減効果でまかなった時点を指します。

元が取れる期間に影響する主な要因としては、どれだけ太陽光パネルに太陽光が当たるか。そしてパネルの向き(南向き?東向き?西向き?)があげられます。

 


宇野パネルの向きと乗せるパネルの量が重要になります。例えば南向きの家に455Wのパネルを15枚乗せた場合、年間でどれぐらい発電するのかシミュレーションを出すことができます。このケースだと9,000kWhぐらいですかね。このシミュレーション結果をもとに、売電量と自家消費量を計算して、「この方なら7年ぐらい。この方なら10年ぐらい」といった元が取れる時期を算出します。


一般的には南向きが最も良い発電効率になると言われていますが、東向きや西向きであっても、7年から11年くらいで元は取れることが多いです。

宇野さんの経験上、最も早いケースとして5年ほどで元を取ってしまった方もいらっしゃるとのこと。

元が取れる時期は、このように設置環境によってまちまちであるため、まずはご自宅のシミュレーションを確認することが重要です。

2. 元が取れた直後にやってくる「パワコン交換」

太陽光発電システムの中で、基本的に故障の可能性があるのは「パワーコンディショナー(パワコン)」です。

 


成行:「パワコンは15年近辺で交換するもの」という認識を持っておいた方が良いと思います。保証期間も15年程度なので、そのぐらいのタイミングで交換せざるを得ないものという前提で、設置を考える必要があります。


前回のブログでも触れたパワーコンディショナーの故障リスク。

ただ「元が取れた」タイミングでパワコンが壊れたとしても、それは実は悪くない話であるというのが、一つの考え方だそうです。

 


宇野:パワコンの交換費用(例:40万円)を回収するのに、例えば3~4年かかったとしても、交換後は純粋に経済メリットを積んでいくことになります。

フソウリブテックのシミュレーションでは、例えば15年目でパワコンを交換した際の金額も含めて、どれだけお得になるかという計算を出しています。パワコンの交換費用を考慮しても、トータルではお得になるケースがほとんどです。


新しいパワコンに交換することで、再び発電によるメリットを享受できる期間が長くなります。太陽光発電システムは、適切なメンテナンスを行うことで、長期的に利益を生み出す「機械」に変わっていくものだと捉えましょう。

3. 根拠のあるシミュレーションが長期的な安心に


宇野:100%確実な試算とは言えませんが、お客様への目安として根拠と経験則に基づいたシミュレーションを当社では提出しています。200万円といった大きな初期費用をかけて、30年以上使っていく設備を導入するには、必ず根拠が必要だと思います。燃費が分からない車を買うことはできないのと同様に、シミュレーションは非常に大事な要素となります。


 

太陽光発電システムの導入に悩む方は、まず見積りとシミュレーションを業者から提出してもらうことが、ファーストステップ。

初期費用の比較だけでなく、パワコン交換費用のようなランニングコストも視野に入れた長期視点で寄り添ってくれるパートナー選びが重要です。

まとめ:太陽光発電は「交換」を見越して長期的なメリットを享受する時代へ

今回の解説をまとめると、「元が取れた直後に壊れるのではないか」という不安に対する答えは、以下の通りです。


損益分岐点は7~11年が目安。設置条件やご家庭の状況で変動する。

・パワーコンディショナー(パワコン)の寿命は15年が目安。交換費用が発生するが、その後の発電メリットも大きい。

「元が取れたら壊れる」は誤解。パワコン交換でさらに利益を積み上げられる。

・詳細なシミュレーションで、長期的な収支をしっかり確認することが重要。


太陽光発電システムは、適切な設置とメンテナンスによって、長期的にメリットを享受できる設備です。「元が取れたら壊れる」という心配は、パワコンの交換時期と費用を考慮したシミュレーションをきちんと確認することで解消されます。

 

初期費用だけでなく、メンテナンス費用も含めたトータルでのシミュレーションを参考に、将来的なメリットを見極めるのが吉となりそうです。

 

○次回配信について

次回のテーマは「蓄電池が無ければ太陽光は意味が無い!?編」です。10/16(木)ごろの配信を予定しておりますので、お楽しみに!

 

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