お客様から蓄電池の相談を受ける中で、「蓄電池は高価だし、いざいという時に役立つと言われてもピンとこない」というお声を耳にします。

非常時に価値を発揮するからこそ、その必要性を具体的にイメージするのは難しいかもしれません。

そこで今回は、「蓄電池の必要性を本当に感じる瞬間」にフォーカスしていきます。

太陽光発電システムに関する疑問にお答えする、

「太陽光お悩み相談室！」

太陽光発電システムの販売施工を手掛けるフソウリブテックの担当者が、皆さまからの疑問に「忖度なく本気で正直に」お答えします。

質問にお答えしていくのは、フソウリブテックで太陽光発電システムを担当するこちらのお二人。

右：宇野 克哉 さん（マテリアルソリューション部）

左：成行 勇弥 さん（マテリアルソリューション部）

第9回目となる今回の質問は、

「正直蓄電池って高い買い物だし、災害対策って言われてもピンときません。本当に必要性を感じるのは、どんな時ですか？」

この疑問に、太陽光発電のプロが本音でぶつかります！

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大規模な災害が発生した際、必ずしも指定された避難所が最適な選択肢とは限りません。特に、以下のようなご家庭では、慣れない避難所での集団生活が大きな負担となる可能性があります。

成行：ペットを飼っている方、高齢の方や小さいお子様と同居する方は、避難所生活が大きなストレスになる可能性が高いです。

避難所ではペットと離れなければならないケースが多く、ペットにとっても飼い主にとっても大きなストレスとなります。また避難所はプライバシーの確保が難しく、バリアフリー設備が不十分な環境である可能性もあります。生活リズムを維持することも困難です。

成行：蓄電池の最も大きなメリットは、災害後も家を避難所として、そのまま生活できるということです。

蓄電池があれば、停電時でも自宅での生活を継続できます。災害後も住み慣れた家が、家族にとって最も安心できる「プライベートな避難所」として機能すること。これが蓄電池が持つ最大のメリットの一つです。

宇野さんは、多くのお客様とお話をする中で、災害時に想像する困難と、実際に被災された方々が直面した困難の間には、ギャップがあると感じているようです。

宇野：私自身、幸いにも大きな災害を経験したわけではありません。だからこそ、被災経験を持つ方々の声に耳を傾けることが重要だと考えています。実際に被災された方のアンケート調査では、「電気が使えなかったこと」が特に深刻な問題として上位に挙げられています。

多くの被災経験者が口をそろえて語る実感が、「電気が無いのがこんなに不便だとは思わなかった」ということ。普段、当たり前のように使っている電気が無くなる。その影響は、私たちが想像するよりはるかに大きいのかもしれません。

宇野：今の生活から電気が無くなり、その状態が1週間続いたらどうなるだろう？ということを、ぜひ想像していただきたいです。

電気の無い状態が1週間続いたらどうなるか。スマートフォンでの情報収集、冷蔵庫での食料保存、夜間の照明、冷暖房など、失われて初めてその重要性に気づくものが数多くあるはずです。まずは想像することが、蓄電池の必要性を「自分ごと」として捉えるための、最も効果的な方法かもしれません。

蓄電池の本当の価値は、日常の利便性を高めることだけではありません。それは、万が一の事態が発生した時、あなたとあなたの大切な家族の生活と安全を守るための「保険」であり、未来への「投資」と言えます。自宅を安全な避難所に変え、被災者が最も困ったと語る「電気の無い生活」を回避する。そのための備えが蓄電池です。あなたの、そしてご家族の日常を守るための備えについて、本ブログが考えるきっかけとなれば幸いです。

フソウリブテックでは、お客様の現在の設備状況や、FIT後の売電状況をヒアリングし、現実的なシミュレーションを作成します。ご自身の生活にあった最適なプランを選んでいきましょう。

○次回配信について

次回のテーマは「蓄電池選び、失敗しないポイント！編」です。11/20(木)ごろの配信を予定しておりますので、お楽しみに！

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