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全ての居室から中庭を眺めることのできる、憧れのコートハウス。お友達が多いご夫婦のご希望は“お友達が楽しく集える家”。自分たちの生活と同じように訪れたお友達に過ごしてもらう時間も大切に考え、計画は進められました。一軒家でありながら、プライバシーを保つことのできる中庭では、お茶をしたりBBQをしたり、ひなたぼっこをしながら晴れた空を見上げたり。笑顔が集まるお家になりました。

外観のエントランス側正面はすっきりとした白いサイディングとセメント素地の表情がクールな印象を感じさせるSOLIDでスッキリとまとめました。北面には木調のサイディングを張り分け、グリーンの玄関ドアがアクセントになり、訪れるお客様に温かみを感じさせます。

玄関は中庭から差し込む光で明るく、和室、リビング、水廻りへと玄関からどこへもアクセスしやすい動線に。ご両親やお友達が泊まりに来た時にも和室からリビングを通ることなく、気兼ねなくお風呂やトイレなどの水廻りを使っていただけるようにしました。リビングの天井は広く吹き抜け、2階の勾配天井まで見渡せる開放感があります。キッチンは、急な来客時も閉めて隠せるような収納扉のある収納と、大きいものや欲しいものをさっと取り出せるパントリー収納を設けました。また、腰壁に設けたキッチンカウンターは、元大工のお父さまより譲り受けたモロタ（ネズ）の板をカットして使用。手元を隠せる高さにすることで、料理中でもリビングからの視線は気になりません。朝日の入るダイニングスペースからは、外の景色も楽しみながら食事をすることが出来、ワークスペースも近くにあるため、気になる作業もサッと取り組めます。

2階スペースへ上がる途中にあるスキップフロアには書斎を設けました。山々や田園風景を眺めることのできるこのスペースは、ちょっとした気分転換にも使えそうです。2階の広々としたロフトスペースは使い方もまだまだ未知数。これからの変化が楽しみなスペースです。また、書斎の下のスペースはウォークスルークローゼットで寝室までの動線にもなるため、リビングでくつろぐお友達の前を横切ることなくプライベートな空間へ移動できます。

大きく開かれた開放的な空間でありながら、自分たちとお友達との時間も気兼ねなく過ごせるように考え抜かれた間取りと動線計画。また、造作の手摺りに思い出の柄を反映したり、カウンターや中庭の塀には思い出の木材を使用したりと、家づくりの楽しさがギュッと詰まったお家が完成しました。