「そろそろ、この家も考えないとなぁ…」
お客様が、築25年を超えるご自宅の今後について考え始めたのは、ここ数年のこと。建て替え、住み替え、マンション購入…様々な選択肢が頭をよぎる中、「どうせやるなら中途半端じゃなく、フルリノベーションで!」と決断されました。
お客様の声
VOICE
『築25年超えの実家が、”自分にはない発想”で心地よい驚きのある空間へ。』お施主様に家づくりの思い出をインタビュー(私たちの家づくりストーリー 香川県高松市)
僕が考えていた間取りとはまたちょっと違った提案が出てきて、『おぉ、面白いな』って思いました。と楽しそうに家づくりを振り返ってお話いただいたご主人。快適な暮らしが実現しました。
——きっかけは「自分にはない発想」への期待感
ご主人 「そうですね、最初は建て替えとか住み替えとか、総合的に考えていました。でも、細かいところまで考えた結果、『やるならフルリノベーションかな』と。水回りだけとかじゃなくて、本当にガラッと変えたいと思ったんです。」
「いろんな会社さんを見ていたんですが、コスト重視のリフォーム屋さんというよりは、『自分にはないような発想で提案してくれるところ』を求めていました。フソウリブテックさんのインスタやホームページは以前から見ていて、新築もいくつか見たことがあったんです。それで、長く建設に関わってきているからこその理論、というか、確かな裏付けのある提案をしてくれそうだなっていう印象があって。思い切って電話してみたのが始まりですね。飛び込みみたいな感じでしたけど(笑)。」
スタッフ 「以前からご認識いただけていたとは、嬉しいです!」
ご主人 「ええ。リフォームは色々な事業を母体とする会社がありますけど、選ぶ基準の1つに、自分にはない発想の提案をしてくれるっていうところをベースに考えていたので、デザインとか間取り、照明計画まで、トータルで面白い提案をしてくれるんじゃないかな、と期待していました。」
——建て替えやマンション購入ではなく「リノベーション」を選んだ理由
スタッフ 「改めて、今回のお住まいをリノベーションしようと思われた、一番の理由は何だったのでしょうか?」
ご主人 「うーん、深い理由というよりは、単純に『古くなってきたから』というのが大きいですね。築25年以上経つと、今後、貸すにしても売るにしても、一度手を入れる必要はあるだろうな、と。何年かずっと悩んでいたんですが、それならいっそ自分が住むのが良いんじゃないか、って思ったんです。」
「建て替えも考えたんですよ。でも、最近の物価高騰や建築費の高騰を見ると、ちょっと迷う部分があって…。中古マンションも色々見ましたが、戸建てに比べるとやっぱり空間を自由にできないですし、管理費とかのランニングコストを考えると、自分の選択肢の中では『ないな』と思いました。この家にはやっぱり思い入れがありましたから。」

——スムーズな連携と「技術者と直接話せる」安心感
他社と比較検討もできたはずですが、ご主人はフソウリブテックに最初の電話をしてから、最終的に依頼を決めるまで、他の会社には相談しなかったそうです。
ご主人 「電話した時に対応してくれた(インテリアコーディネーターの)伊賀さんから、設計の田中さんへ、すごくスムーズに繋いでいただいて。僕としては、やっぱり技術者の方と直接話したかったんですよ。それができたのが大きかったですね。正直、僕自身もちょっと忙しかったというのもありますけど(笑)、もう他を見る必要はないかな、と。」
弊社では、インテリアコーディネーターの資格を持つスタッフが最初にお話を伺い、ご主人のご要望を的確に把握し、設計担当へスムーズに引き継ぐ体制をとっています。
ご主人 「本当に早かったですよ。伊賀さんが僕の大まかな要望を聞いて、すぐに田中さんに繋いでくれて。予算を伝えた上で、『いろんな形で提案してほしい』とお願いしました。 」

——想像を超えた「驚きの収納」と空間構成
実際に提案されたプランは、ご主人が思い描いていたものとは少し違った、嬉しい驚きのあるものだったようです。
ご主人 「僕が考えていた間取りとはまたちょっと違った提案が出てきて、『おぉ、面白いな』って思いましたね。特に空間の構成と収納計画です。適材適所に収納を増やしたいとは思っていましたが、まさかリビングの奥に、もう一部屋収納スペースができるなんて!あれには驚きました。」

田中(設計) 「そうなんです。実はこの収納空間を作るために、普通なら広くするリビングをあえて少しコンパクトにしているんですよ。キッチンを手前に出して、その裏側に大きな収納部屋を設ける。ここが結構ポイントで。」
ご主人 「元々、収納が少なくて置き家具で対応していたり、活用できていなかった畳コーナーがあったりしたんですが、それが解消されたことで、実際の居住スペースとしては、むしろ広がった感覚ですね。」

——工事中の発見と、性能向上への決断
当初、1階は壁や床を残す予定でしたが、解体を進める中で、想定以上に断熱性能が低いことや、耐震性を強化した方が良いことが判明しました。
ご主人 「じゃあ、もう1階も全部スケルトン(骨組みだけの状態)にしてください、と。その分、少し工期は伸びましたけどね。工事が始まってからも、色々変更点がありました。」
田中(設計) 「そうですね。現場でご主人にご説明して、メリット・デメリット、コスト面などもお話ししながら、最善の着地点を探っていきました。」
ご主人 「ただ、やっぱり技術の方なんで、そんなに駆け引きなく、本当に必要なことを正直に言ってくれる。予算を抑えたいという要望にも応えつつ、性能面で妥協すべきでない部分はちゃんと提案してくれた。そのあたりは、すごく誠実に対応していただいたな、という印象です。結果的に当初の予算よりは少し上がりましたけど、ここまでやるなら、断熱強化や耐震強化で妥協するのはおかしいな、と思って。納得してお願いしました。」
——「フルリノベーションって、ここまでやるんだ!」という実感
スタッフ 「当初は間取りやデザインから始まったリノベーションが、工事中に性能面でのこだわりも加わっていきましたね。実際に経験されて、何か価値観が変わった部分はありますか?」
ご主人 「リノベーションと言っても色々ありますよね。設備だけ入れ替えるとか。それを今回、一気にやったんで、伊賀さんにも言われましたけど、『もう、ほぼ新築に近いぐらいの大工さんの手間がかかってますね』って(笑)。」
田中(設計) 「そうかもしれませんね(笑)。」
ご主人 「現場を何回か見に行ったら、ほとんど新築と同じような工程と職人さんの数で。もしかしたら、既存の構造材を活かす分、新築よりも大工さんは手間がかかったんじゃないかな。だから、『フルリノベーションって、これくらい』というのが、今回よく分かりました。新築の半分ぐらいは費用がかかるイメージかな。すごく参考になりましたね。」

——「前の家とは、全然違う!」断熱性能が生んだ快適な暮らし
性能向上にこだわった結果、住み心地にも大きな変化があったようです。
ご主人 「前の家は、正直かなり寒くて…。断熱もそうですけど、多分、気密性も良くなかったんでしょうね。隙間風も感じていましたし。古いエアコンとストーブを使っても、なかなか暖まらなくて、燃料費も結構かかっていました。」
「それが、この家になってからは全然違いますね!断熱性能って、ここまで違うんだ、と。壁の断熱強化と、窓を二重にしたのが大きいんだと思います。今年の冬、まだ寒い時期に引っ越してきたんですけど、エアコンをつければすぐに暖まって、保温効果が高いなと感じました。光熱費も、多分トータルで下がるんじゃないかなと期待しています。」
——“らしさ”が光る、お気に入りの空間
スタッフ 「実際に住まわれてみて、特にお気に入りのポイントはありますか?」
ご主人 「やっぱり、玄関を入った時の『抜け感』ですね。前の家にはなかった、すごく洗練された雰囲気になったな、と。あと、こういうR壁(曲線を描いた壁)とか、ライン状の間接照明とか、普通のハウスメーカーの新築ではなかなかできないような、リノベーションならではのデザインが実現できたのも嬉しいですね。」
「それから、このリビングのガラスモザイクタイルを貼った柱!これも僕にはない発想でした。最初はもっとマットな感じかな?と思っていたんですが、田中さんが『鏡面仕上げがいい』って。構造上どうしても抜けなかった柱らしいんですけど、タイルを貼ることで、逆に空間のアクセントになっていて、すごく良いなと。結果的に大正解でしたね。」

田中(設計) 「この柱は、当初から考えていた『一筆書きのリビング』というコンセプトを実現する上でも重要な要素でした。キッチンを斜めに配置して、R壁を描き、グレーの壁、そしてこの柱へと視線が流れる。照明計画も含めて、全体としてまとまりのある、円を描くようなリビング空間を目指しました。」
ご主人 「あと、収納が増えて生活動線がすごく楽になったのも、実感している変化ですね。掃除もしやすくなりました。猫もいるので、掃除のしやすさや、猫が過ごしやすいように、あえてドアを少なくしたり、出窓を残したり、そういう配慮もしてもらったんです。」

——「フソウリブテックさんは、”フツウじゃない”提案をしてくれる会社」
スタッフ 「最終的にリノベーションを選ばれて、”間違いなく正解だった”と言えますか?」
ご主人 「そうですね…それぞれの選択肢に良さがあるとは思うんですけど、僕はこの家にはやっぱり思い入れがありましたから。その大切な場所を、こんな風に上手くリニューアルできた。結果的に、すごく良い選択だったなと思っています。潰して建て替えるよりも、思い入れのある空間を活かして、新築に近い状態にできたのは、本当に良かったですね。」
スタッフ 「ありがとうございます。もし、フソウリブテックを他の方に紹介するとしたら、どんな会社だと伝えますか?」

ご主人 「うーん、そうですね。元々、長く建設に関わり建築のノウハウがしっかりしている。その上で、リフォーム、不動産と、総合的に家づくりを任せられる、信頼できる会社だと思いますね。あと、やっぱり提案力がある。特に田中さんのように、こちらの想像を超えるような、ちょっと“攻めた”提案をしてくれる。ギリギリまで最善を尽くしてくれる感じが、僕にはすごく良かったです。そういう意味では、CMで言っている『フツウじゃない』っていうのは、良い意味で、本当にそうだなと思いますね(笑)。」
ご主人 「打ち合わせの段階から、僕の要望を否定することなく、何とか叶えようとしてくれる姿勢も感じました。駆け引きなく、技術的な観点から正直に話してくれる。だから、こちらも提案を素直に受け入れることができたし、すごく信頼してお任せできました。安心して任せられる、誠実な会社だな、と思いましたね。」

——ありがとうございます。私たちスタッフも楽しい家づくりをさせていただきました!
「自分にはない発想を」というご期待に応えたい一心で、設計担当の田中をはじめ、スタッフ一同、様々な角度からご提案させていただきました。「一筆書きのリビング」というコンセプトのもと、デザイン性と機能性を両立させる空間づくりを目指しました。工事中の仕様変更にもご理解・ご協力をいただき、断熱性・耐震性といった住宅性能の向上にもこだわったことで、「前の家とは全然違う」と快適性を実感いただけていること、大変嬉しく思います。