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オーナー様インタビュー。暮らし始めて感じた「FPの家」のすみごこち

2020.03.14

インタビューにいたるきっかけ

ご夫婦と2人のお子様、4人家族のM様はリビングココイチのFPの家で暮らしていらっしゃいます。暮らし始めてちょうど一年経った頃、社長の辻井あてに現在の暮らしについての感想のお電話いただきました。お電話いただいたことがご縁で今回、お話を伺うことが叶い、M様のお宅にお邪魔することができました!家づくりから断熱の話、光熱費の変化など興味があることたくさんです。

 

住み始めて1年と4か月。今までのくらしと圧倒的に違うこと。

(M様)朝起きたときの寒いという感覚がないですね。寒くない。冬が違う。暑すぎる寒すぎるが無い、ということですね。眠気がどうこうじゃなく、起きようかなと思ったときのハードルがないですね。

 

(辻井)うらやましい!

 

(M様)24時間換気による空気の入れ替えもあるので、夜の暖かさが残っているので寒さを感じないというのではなく、きちんと断熱されているということで冷気を感じないです。そのうえ、ガス床暖房をタイマーで入れているので全体的にじんわり温かい。点けるのは起きる20分前くらいで大丈夫です。10分から15分程度であたたかくなります。エアコンだけに比べると床暖の方が温まるのが早い気がします。足元が暖かいというのが大きいのでしょうね。

住み始めて最初の冬は寝室(2F)の暖房を入れるので寝室のドアを締め切って寝ていました。換気(澄家)の吸排気が2か所あっても家族4人が集まって寝ているので、さすがにけっこう結露していました。この冬は寝室のドアを開けて寝ると結露は窓の縁からほんの1センチくらいですね。1階の方はというと加湿器を50~60%で一日中回していても結露しないです。

 

FPの家は知っていましたか?

 

(M様)知ったのは、リビングココイチの2つ目の完成見学会ですね。1軒目を見たときには自分の中ではアクアフォームである程度知識として理解した・・・と思っていたのですがなぜ?とかわからない部分があって辻井さんに質問しました。辻井さんは内部の湿度を逃すためにも呼吸する家でないといかんよと言われ、それでアクアフォームは「なるほどな!」といました。そんな中で2軒目を見たときに、これまでのアクアフォームと異全く異なる断熱材として、「こんなのもあるんですよ(FPの家)」と紹介されました。ちょうどそのころ熊本地震が起こった時です。実際のパネルを見せていただいたんです。

 

(辻井)熊本地震の繰り返しの大きな揺れで、従来の建て方の家で倒壊しているという話を聞きました。そんな中、東日本大震災でも北海道でも、熊本でも、繰り返しの地震でも倒壊してないというのは断熱材に耐震性があるというところがあったのでご説明させていただきたかったのです。

 

(M様)色々な香川の工務店の見学会にも足を運び説明を見たり聞いたりしてきた中で、自分の中でフルサイズFPパネルを断熱材として使用することに気持ちが固まってきました。香川も南海地震が起こるといわれていますし、仮に家に子どもたちだけを残すことがあっても安心な家にしたかったので。隣に住む親世帯にも地震が起こったら、うちに来るように伝えています。1度の大きな災害ではなく、何度となく来る災害に備えないといけないというのは、最近の災害を見ていて思いますね。今、住んでいるところも少し土地が低いので過去に手前まで水がきたことがあります。かさ上げしたうえで、「窓のところに水が来ても入らなかった」というFPの家の説明を聞いたときに、これだなと思いました。

 

 

(辻井)地震だけでなく、水害にも強いんです。家が浸水した場合、水を吸う断熱材の場合はそれがカビになってしまうので入れ直す、つまり取り換える工事が必要になり、復旧に時間がかかります。FPの家は、まず気密性が高くて、水が入らないんですけど、もし仮に入ったときにもFPパネルは耐水性に優れているので復旧がはやいんです。皮肉にも数々の災害が徐々に証明していっているという感じではあるんですが。床下にも土砂が入らない構造というのも安心の一つですね。何かあっても最低限の費用で復旧できますね。

 

(M様)断熱といっても…、夏場はどうしても暑いですね。温度で暑いというのではなく、湿度的にという意味です。外出先から帰ってきて温度計を見てみると、それでも20度後半から30度前半です。以前住んでいたアパートは西端の部屋で41度を記録したこともあったのでそれと比べると全然ましなのですが…。家に入ってムッとするような湿度を取れば温度の変化がそれほどなくても快適ですね!エアコンは、温度をあまり下げなくても除湿するだけでいい感じになります。温度管理というよりは湿度管理ですね。逆に冬は加湿器を自動で運転していれば冬のイヤな乾燥による静電気からも解放されました。帯電体質ですので…(笑)。とはいっても、自動加湿をしていなくても40%を切ることはありませんので、断熱材のおかげで湿度はある程度保たれているんでしょうね。

 

(辻井)住みながら、いろいろ経験を基に調べられてきたお話しは本当にすごいですね。そして他の断熱の素材や換気についても詳しい!こちらも勉強になります!

 

(M様)いや、一生に一度の家でそれだけは本当に失敗したくなかったので。

 

これまでと比べて、光熱費はどのように変わりましたか?

(M様)太陽光発電をつけているので、電気は余った分を売電しています。夏は利益が出て「ありがとう!」という感じで(発電量を見て笑顔になります)、冬は少し(使い方によってはかなり…)使用量がオーバーします。年間で見てみると電気料金はプラスマイナスでほぼゼロに近いですね、ほんとに。当時、「もう一列太陽光パネルが必要じゃないか?」という話をしましたが、営業担当の方は今後売電金額も下がっていく予想もあるので、必要量だけにしましょうと言われました。結果としてそれが正解で、年間でだいたいトントンです。秋口になると自給率は100~103%で冬場にグッと率が下がっていくんですけど、春から夏にかけて取り返すという感じですね。平均するとほぼほぼゼロエネで、それにプラスしてガス代という感じです。

 

(辻井)ガスと電気のベストマッチの話ですね。最近、電気もプランが変わってきていますしね。

 

(M様)そうですね、状況にあわせて考えていきたいですね。 一つ、困ったところがあって、エコワンの貯湯量が少ないと感じます。もうちょっと欲しいなと。掃除などに使ったりもしますし、家族で時間が合わずお風呂も夜や朝に入ったりもするので…。シャワーも使用量が多いと、連続して入るときは足らないのでガスを併用しているという感じです。もうちょっと…あと30Lでも余裕あれば…と思うことがあります。(注1)また、調べてみるとエコワンの中のお湯の温度は45度くらいらしいです。だから、60度(掃除でよく使います)で使いたいときにはガスで沸かして出すようになるんです。その45度保温の部分はネットでも賛否あるようですが、自分としてはもう少し高温のお湯に、水を混ぜながら使えればいいのになと思うんです。(注2)

 

(辻井)エコワンの設定を見れる機能ですが、苦手な方も多いと思います。M様のように興味をもって見て設定されていると光熱費の推移がわかってよいですね。その手間暇が結果的に良い方向に行くということなんですね。(注3)

 

(M様)もうあと2~3年すれば、住宅設備の機能や設定項目について、「こんなもんだろう」になるかもしれないのですが、新築して最初だからこそこの機能や設定はなんだろう?という新鮮に見えて、触ってみるということをよくやりました。

 

こうすればよかった、などはありますか?

(M様)もう建ててしまったので、お金のことを考えずに言うと…(笑)、リビングはもう少し広くすればよかったなぁと思っています。

計画の途中で、造り付けの収納を増やしたぶんリビングの面積が少し狭くなりました。費用のために泣く泣く削ったスペースもあります。迷って変えた勝手口の位置も道路からの視線を考えると少し使いづらいのですが、そのぶんキッチンの通路は広いので子どもたちが入ってきても余裕があって使いやすいです。子どもたちが大きくなったら大きな冷蔵庫を置くこともできる余裕があります。キッチン横の和室も、母親の近くで遊びたい子どもたちのスペースとして大活躍しています。お昼寝も最高です。また、いまは子どもたちのものが多いので、急な来客の時の一時的な荷物の避難場所としても使っています。

 

(辻井)用途に合わせて使える和室の良さですね。

 

(M様)FPの家は窓を開けずに閉め切って…というイメージがあったので1年間は締め切ったまま使っていました。しかし暮らし始めて1年が過ぎ、気候の良い時には窓を開けて風を通すことにより、風を感じて体感温度を下げたり、湿度を調整したりすることもできることがわかってきました。まだまだ暑さも残る秋などはそうすることで過ごしやすくなります。風を取り込む窓の向きなども重要ですね。また、どちらの方角にどのくらいの窓を設けるかも重要で、生活していく中でいろいろ気づいたこともあります。窓の位置や大きさは永遠のテーマかもしれません。

また、ダイニングテーブル後ろ(南側)のカウンターデスクは、子どもたちのスタディスペースを想定して作っています。この壁面に磁石でプリント類を貼れるようにしているので保育所から帰ってきたら自主的にお便りを貼ってくれているのが助かります。子どもが考えて動いてくれるスペースって大事ですね。

 

(辻井)後から足すってなかなか難しいものですし、最初から考えておくことが大切ですね!いろいろと暮らしについての貴重なお話をありがとうございました。

 

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注釈1:エコワンの貯湯タンクの容量は100Lまたは160L。ちょうど浴槽のお湯の量。ちょっと足りないくらいのお湯の量の理由は、作りすぎを防ぐため。環境に配慮するエコワンはエネルギーの無駄をなくします。過去7日間のデータを基にした学習機能によりユーザーの需要に合わせて電気とガスをうまく組み合わせて沸きあげるハイブリッドなので湯切れの心配はありません。(省エネ性能142%、CO2排出量50%削減)

 

注釈2:ヒートポンプの沸き上げの一番効率の良い温度は40~50℃です。効率のよい温度でお湯を準備しておくことで消費エネルギーを削減します。高温のお湯が必要な時、必要な量をガスでバックアップ加熱できます。

 

注釈3:エコワンで使う電気やガス・お湯の光熱費の消費エネルギーの目安がわかるエネチェック機能を使うと節約効果もあります。ガス、水道、電気の単価や目標値を設定することができ、使い過ぎの目安になります。それぞれの基本料金は含まれていないため、実際の請求とは金額は異なってきます。

 

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住まいづくりの考え方や、実際の暮らしの中での発見や、体感に至るまで貴重なお話をたくさん伺うことができました。インタビューの後も、教育やITに至るまでとても共感しあえる話に盛り上がり、とても濃い時間となりました。

 

リビングココイチが自信をもってお勧めしているFPの家。断熱、気密と隣り合わせである、結露や湿度の話、今回は実際の暮らしで体験したことを生の声で伺うことができ、改めてバランスの大切さを感じる機会となりました。

 

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