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2024年4月から義務化!省エネ適合住宅とは?家づくり初心者でもわかる基本ガイド

2025.01.21

家を建てるとき、できるだけエネルギーを効率よく使いたいと思うもの。しかし、省エネに配慮した家づくりは難しそう…そう感じる方も多いかもしれません。そこで今回は、「省エネ適合住宅」について、初心者の方でもわかりやすく解説します。2025年4月から義務化される新しい基準も踏まえ、これからの家づくりにどう活かせるのかを紹介します。

■省エネ適合住宅の基本概念

省エネ適合住宅とは?

省エネ適合住宅とは、エネルギー消費を最小限に抑えるために設計された住宅のことです。
主に以下のポイントが特徴です。

●エネルギー効率が高い:暖房や冷房などのエネルギーを効率よく使用する設計。

●断熱性能が優れている:外気温の影響を受けにくい構造で、冷暖房の効果を持続させる。

●省エネ機器の導入:太陽光パネルや高効率な暖房機器などを活用。

これらの特徴により、光熱費が削減でき、快適な住環境を提供することができます。

省エネ住宅はなぜ重要?

省エネ住宅の重要性は、単に光熱費を抑えるだけではありません。国が省エネ住宅を推進している背景には、地球温暖化への対応や、持続可能な経済社会の実現があります。

2050年に向けたカーボンニュートラルを実現するため、国はエネルギー効率の良い住宅の普及を進めています。そのため、2025年4月以降、省エネ基準に適合した住宅が義務化され、省エネ適合住宅の普及を促進しています。

地球環境にも配慮した家づくりは、長期的には家計にも優しいというメリットがあります。

省エネ適合住宅を実現するための重要な要素

1. 省エネ設計

家の設計そのものが省エネに大きな影響を与えます。特に、建物の向きや窓の配置、屋根の形などを工夫することで、太陽光や風の力を利用してエネルギー消費を抑えることができます。

  • 自然光を最大限に活用:大きな窓を南向きに配置し、冬は太陽光を室内に取り入れる。
  • 風通しを良くする:夏は自然な風で室内を涼しく保つ設計を行う

 

2.断熱材

断熱材は、省エネ住宅の要ともいえる重要な要素です。断熱材が適切に使用されていると、室内の温度が安定し、外気温の影響を受けにくくなります。これにより、冷暖房の効率が大幅に向上し、エネルギー消費を抑えることができます。

 

3.エネルギー効率の高い機器

省エネ適合住宅には、エネルギー効率が高い機器を導入することも重要です。例えば、以下のような機器があります。

●高効率給湯器

●エアコン

●照明器具

これらの機器は、従来のものよりも少ないエネルギーで同じ効果を得られるため、光熱費の節約にもつながります。

 

4.最新技術の活用

近年、AIやIoT技術を活用した省エネ住宅も登場しています。例えば、住まいのエネルギー使用状況をリアルタイムで管理できるスマートシステムを導入することで、無駄なエネルギー消費を減らすことができます。

省エネ基準適合住宅の条件とは?

省エネ基準適合住宅を実現するためには、国土交通省が定めた「断熱等性能等級4以上」「一次エネルギー消費量等級4以上」の2つの条件を満たす必要があります。

1.断熱等性能等級4以上

「断熱等性能等級4以上」とは、住宅の断熱性能が一定の基準を超えていることを示します。これは、住宅の外壁、屋根、窓などの断熱性能が十分であることを意味し、外部の温度変化に影響されにくい構造を作り上げることが求められます。等級4は、高い断熱性能を持つ住宅の基準として、快適な室内温度を維持するために必要な水準です。

図引用:国土交通省「建築物省エネ法に基づく建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度」引用日2025/1/21

2.一次エネルギー消費量等級4以上

「一次エネルギー消費量等級4以上」とは、住宅のエネルギー消費量が一定の基準を満たしていることを示します。建物における一次エネルギー量とは、冷暖房だけではなく、換気や給湯、照明なども含めた合計の値のことを示します。その値から、建物の設備で生み出したエネルギー(太陽光発電システム)を差し引いた値が一次エネルギー消費量です。等級4以上を達成するためには、エネルギー効率の高い設備や技術を取り入れ、消費エネルギーを削減する設計が必要です。

図引用:国土交通省「建築物省エネ法に基づく建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度」引用日2025/1/21

2030年度以降の省エネ基準の引き上げ

ZEH水準を目指す

国土交通省は、2030年度以降に新築される住宅に対して、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準の省エネ性能が確保されることを目指すとしています。ZEHとは、年間のエネルギー消費量がほぼゼロになるように設計された住宅のことです。これを実現するためには、断熱等級5以上、一次エネルギー消費量等級6以上などさらに上の省エネ基準が適用されることになります。

 

省エネ基準の段階的な引き上げ

これに伴い、省エネ基準は段階的に引き上げられ、より高い断熱性能やエネルギー効率が求められるようになります。これから家を建てる方は、今後の基準変更に備えて、最新の省エネ技術や材料を活用した家づくりを検討することが重要です。

フソウリブテックの家の性能

私たちフソウリブテックの家づくりでは、住宅性能はHEAT20が提唱するG2が標準です(断熱等級では、等級6に相当)。

HEAT20の基準は、現在国が定めている省エネ基準よりも厳しく、断熱性能をはかる基準として注目されているものです。

また、性能や品質を守るために、全棟で施工マニュアルを作成し、現場にて全10回の第三者監査を行っております。また、気密測定を実施し、実測値を報告させていただいております。

まとめ

 

省エネ適合住宅は、単に光熱費の削減にとどまらず、環境への配慮や快適な生活の実現にもつながります。2025年4月からの省エネ基準義務化、そして2030年度以降のZEH水準を目指した基準引き上げも踏まえて、家づくりにおいて省エネ設計がますます重要になってきます。フソウリブテックでは最新の住宅施策とあわせて、補助金情報をお伝えし、メリットのある家づくりをしていただけるようにご案内しています。

家づくりを始めたばかりの方でも、ご安心してお問い合わせください。

 

 

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